起業して、こういう事業をやろう、ああいうビジネスがいいんじゃないかと考えるわけですが…
実は、最近、つくづく思うことがあります。
結局、ビジネスは「人」だと。
商品やサービスを売るわけですから、商品やサービスのことを考えるのは当然なのです。
しかし、実は「どういう商品を売るか」よりも「誰が売るか」の方が大事なのではないかと思うんです。
魅力的な商品よりも魅力的な人
インターネットって、互いの顔が見えないので、誰が売っているかにはさほど意味がないように思われがちなのですが、そんなことはありませんよね。
有力なショップほど、優秀な売り手ほど、売り手自身のことを伝えています。
顔だけでなく考え方やライフスタイルを明かし、自分に共感してくれる人をターゲットとしています。
ターゲットに共感してもらうためのタイトルや言葉遣いをしますし、喜んだり怒ったりといった喜怒哀楽を見せる売り手もいます。
これは「どう見せるか」「何を見せるか」という技術の問題でもありますが、私はそれだけでもないと思っています。
人としての総合力というか、そういうものが必要なのではないでしょうか。
私が知ってる限りのインターネット上でビジネスをやってる(成功している)連中は、皆、本当に”いい奴”です。
きっと嫌な奴もどこかにいるのでしょうが、少なくとも私は会ったことがありません。
インターネット「だからこそ」、人としての力が試されるという部分が確実に存在します。
私みたいなのは、そういう点ではダメです(泣)
まあ、ダメだと言っても仕方ないので、自分をそのままに出すようにしています。
言葉遣いとか、いつもこんな感じですし、誰にでもこんな感じです。
友人の前で言わないようなことをここに書いたりもしません。
どうせ私は私でしかないのですから。
これは何もインターネット上のことだけに限りません。
ウチの会社のスタッフは、本当にいい子ばかりです。
初めに採用を担当してくれたパートナーの人の良さが、そのまま採用の結果に反映しているように思います。
なので、顧客にもよくかわいがってもらっています。
いろんな機会に差し入れをしてもらったり、旅行のお土産を頂いたりしています。
そして、新しいお客さんを紹介して頂きます。本当にありがたいことです。
お客様に認めていただいているからこそ、お知り合いいを紹介していただけるわけですから。
アルバイトやパートのスタッフも、今のスタッフが新しいスタッフを連れてきてくれることがあります。
これも本当に嬉しいことです。
スタッフが友達を紹介して連れてきてくれる職場であることは、誇っていいことだと思っています。
現場を取りまとめてくれている責任者や私の経営上のパートナーがよくやってくれているからにほかなりません。
私自身が顧客の立場でも、同じチェーンでも気が向く店とそうでない店があります。
ハードとしての店の明るさもありますが、それ以上にスタッフの様子が思い浮かびます。
同じメニューを売っていても、店ごとに大きく売り上げは変わりますし、人によって変わります。
メニューとしては同じものなのに、スタッフによって店に対する印象は異なります。
結局、何を売っているか以上に、誰が売っているかが大事なんだと思い知らされます。
だとすれば、自分が売り手としてどうありたいか、自分はどういう会社を作るのか、どういう店を作るのかといったことが、何を売るか以上に大事ということになります。
きっと、
魅力的な商品を売る以上に、
魅力的な人が売ることが大事です。