私自身は、起業したくてしたわけではありません。
起業しなくていいなら起業する必要はないと思います。
サラリーマンの生活がどれだけしんどいかはわかってるつもりですが、起業すると別の種類のしんどさがあります。
どっちが辛いかは、人それぞれでしょうが、私は誰か雇ってくれるなら、今でも会社勤めしたいくらいです。
いや、もちろん、無理を承知で言ってますからスルーしてください。
起業して嫌なことのその1は、
お金の心配です。
私は心配性なので、際限なく心配します。
ちゃんと得意先が払ってくれるかどうかは絶えず心配していますし、
震災などの天変地異程度は、当然、心配しています。
アウトブレイクのようなことも心配します。
会社勤めなら、全社の機能がマヒしていても、給料日になれば払い込んでくれます。
そもそも多くの場合は世界中のどこかが動いているので、日本やアジアのビジネスがしばらく動かなくても、それでたちまち全てが終わるということもありません。
でも、ウチのようなマイクロな会社はそうはいきません。
ほんの些細なことで右往左往します。
日本とか東京なんて、そんな大げさなくくりでなくて、豊島区でもなく南池袋三丁目とか、そういうくくりで何かあれば止まってしまいます。
現場も動かないのに給料だけ払うなんて無理な話です。
税金払いつつ、人を雇い事業を拡大して、内部留保なんて絶対無理です。
ここ、言い切らせてください。
絶対無理です!(絶叫)
お金のことはとても心配です。
もちろん、他にも心配は沢山あります。
でも、すごい大金が手元にあれば、ほとんどの心配は必要ありません。
そもそも、そんな状態なら、そうです、そうなんです。
だったら、私は起業していません。
でも、すごい大金があっても、会社員はやってるはずです。
会社員っていい響きです。
何も自ら捨てることはないよなあと思ってしまうんです。