企業理念
というものがあります。
私は会社のメンバーにウチの理念について意識して繰り返し話しています。
こういう話は、一度や二度話したからといって伝わりません。伝わらなければ、個別の判断が会社の目的に適わないということが起きてしまいます。
だから、繰り返し話します。それだけ大切なものだと考えています。
・クライアントの都合にどこまで合わせるのか。
・アルバイトスタッフの働き方をどう変えていくのか。
・イベントの開催の予算をどうすべきなのか
というような話も、理念と照らして話します。
しっかーし!
私が最初に起業した時、そんなものはありませんでした。
会社が存在する目的は、私が生活していくだけの稼ぎを上げることです。
理念みたいなものはありませんでしたが、「私が生活していくだけの稼ぎ」を上げるのが目的ですから、リスクを取ってまで稼ぐってのはありませんし、利益の出ないような仕事を引き受けることもありません。
まあ、存在する目的に適うように全ての判断を私がしてきただけです。
事業に関わる意思決定の全てを自分でできるのであれば、理念なんてなくて大丈夫です。
起業することで成し遂げたいことがあるのであればともかく、起業準備のプロセスとして大事だから捻り出さなきゃならないってことでやるだけなら、時間の無駄です。
理念よりもどう売るかを考えたほうがマシです。
事業計画もそうなんですが、大事なのはビジネスそのものです。
売り上げを上げられなければ、精魂込めて作る企業理念も事業計画も存在する意味がありません。