ビジネスや職場のルールを決めるときって、それはもうずっと変えられないみたいな気になりませんか?
私は、ずっとそういう感じで仕事してました。
サラリーマンで仕事してる時って、いろんな立場でやるわけですが、その立場立場で、ずっとそう思ってきました。
そして、起業の時も、きっと同じように思ってました。
何か決めると、ずっと変えちゃいけないような気がする。
だから、決める時に、きちんと考えなきゃって思う。
だけど、これって、本当でしょうか…?
初めにこのことに違和感を感じたのは、役員になって部長会を開くようになり、その議論を聞いていた時でした。
どうも、一度決めたら、未来永劫、変えられないと思ってる話しているのではないか。
「いやいや、やってみてダメなら変えればいいじゃん」
「やってもないとわからないだろ」
「ここで話してるだけじゃ、解決しないよね」
みたいな感想を持つのですが、話していると、自分もまた同じように「一度決めたことは変えられない」と考えて喋ってることに気づきます。
「変えられないことはない」
「一度決めたら、変えられない」
私自身、この二つの間を行ったり来たりしていました。
今も、社員と話をしていると同じように考えているのがわかります。
「うまくいかないなら変えればいいじゃん」
「そんなに効率悪いんだったら、やめればいいじゃん」
「そんなん、めんどくさいでしょ。順番を変えればいいんだよ」
みたいな話をしょっちゅうします。
これって、起業したら、「考えてからやる」→「やってから考える」という思考を転換しないといけないというのとセットの話なんです。
「ダメなら変える」
「うまくいかないなら変える」
「決めたことでも平気で変える」
「気に入らないなら変える」
「もっといい方法がありそうなら変える」
とにかく、変えることを躊躇してはいけません。
で、起業したら、あなた自身がルールブックです。
だから、変えていいんです。
ルールは与えられるものではないです。
より良い方に変えることを躊躇する必要はないです。
「こっちのほうがいいんじゃないか」
「思った通りにうまくいかない」
「手順が煩雑すぎて、ミスが多くなっちゃった」
理由はなんでも構いません。
よりよくするために「変える」自由があなたの手に入ります。
サラリーマンをしてると、「おかしいよな、これ」ってことがあっても、ルールの多くは他人が決めるものなんで、自分で勝手に変えるわけにいかないじゃないですか。
でも、起業したら、あなた自身がよいと思うことをできるようになります。
あなた自身があなたの決めたルールを変える自由を何度でも変えることができます。
もちろん、変えたことの責任はあなた自身が取らなくてはなりません。
でも、変えてうまくいけば、その成果はあなた自身のものです。
これって、とてもいいことです。
私は、起業して、自分が正しい(よい)と思うことをできるというのが、一番嬉しいことです。
そこが、サラリーマンの時に、一番しんどかったことなので。