50代を迎え、退職や役職離脱を目の前に控えた友人と話をしていると、「退職後」の不安を口にする一方で、行動の計画は持たないし考えない。
子会社や関連会社に天下りを考えたり、何かしら再就職を考えたりしてるのだろうけれども、それも確信があるわけでもないらしい。
2浪して入ってきている連中は、そろそろ本気で考えておいたほうがいいと思うんだけどな…
「何かできるといいんだけど」
「何をやればいいかな…」
という友人も少なからずいて、
「だったら、WEBでビジネスできるようにしてみたらどうか」
と話すのだけれども、
答えは判で押したように皆同じ。
「今さら…」
50代に言いたい。
50歳の平均余命は男性32.39歳、女性38.13歳
55歳の平均余命は男性27.89歳、女性33.45歳
(厚生労働省 平成 27 年簡易生命表の概況 2頁「主な年齢の平均余命」)
あと30年、何して生きていくのか?
食べていければ、それでいいという考え方もあると思うし、どうしなければならないってことはないでしょう、確かに。
しかし、本気で考えてるのかな?
動き始めるのが億劫なだけでは…?
もし、私が仕事をしないんだったら、毎日、ジムに通って映画館に行き、本屋に寄って帰って、寝るまで本を読んでって生活もありかなと思います。
でもね、きっとそんな生活はしない。
私は仕事をしていますが、ジムにも行くし、映画にも舞台にも行く、家で映画を観てる事も少なくないし、本を読んでる時間もあります。
今の生活から仕事だけを引き算する必要はありません。
まあ、もう少し長くジムにいたいし、もっと映画館に行きたいとは思いますが…
自分の居場所は家の中だけってのは、ちょっと寂しい気がするので、まあ、これでいいかなと思ってます。
で、私の友人は誰も次の人生に向けて動こうとしませんが、誰か一人でも、このブログを読んで、サラリーマンの次の人生を生きてくれないかなって思ってます。
私の周囲は、ある意味、恵まれすぎているかもしれません。
経済的な不安を訴える者は皆無。
これって、すごいことだと思いますが、日本の大企業ってそうなってますね、今でも。
こんなに手厚くていいのかと思うけど、それだけのものを「会社」に捧げてきたと思う。
私は、それはできませんでした。
もちろん、会社にいた時には捧げましたが、それが報いられると思えず飛び出した。
若いし、青いし、ダメ人間だった…
結局、流れ流れて、こんなことになったけれども、人間万事塞翁が馬ってことかなとも思います。
まあ、「これでいいや」って感じです。
私は、「今さら」とは思わないし、思ってほしくないなあと思っています。
人生は意外に長いです。